一般的に、風速が秒速1m上がると、体感温度は1℃下がるとされている。ただしこれは、あくまでも条件が合った場合のみの目安であり、実際とはかなりかけ離れる。
また、走行風が直接当たるディスク側面の表面積が若干ながら増えることで、放熱性アップも期待できる。 
日本の公道を走るバイクやクルマには、「自賠責保険(正式名称は自動車損害賠償責任保険)」への加入が義務付けられている。「任意保険(自動車保険)」は、この補償を補う保険。自賠責保険が必ず入らなければいけない保険、つまり「強制」であることから、これを補う保険は「任意」と呼ばれている。
対してバイクに搭載されるスリッパークラッチは、大きなエンジンブレーキが発生したときに、リヤタイヤがロックしたりドライブチェーンが暴れたりするのを抑制する機構が備わったクラッチのこと。内部のカム構造により、リヤタイヤから過大なバックトルクが伝わると自動的に半クラッチ状態をつくり、スムーズな減速を助ける。
また白と赤のカブなら、「白いタンクに赤いエンジン」というキャッチコピーとともに人気となった、ホンダのカブF型も有名。こちらは、1952年に発売が開始された自転車用補助エンジンの最終シリーズで、2スト49ccで最高出力1.3馬力。1953年には排気量を58ccに拡大したカブF2型も登場した。
昔から使われてきたのは開放式で、こちらはバッテリー内の化学反応により発生したガスを抜く排気口が設けられている。希硫酸の水分が減るため、定期的に蒸留水を補充する必要がある。
スクータータイプの機種に採用されていることがほとんどだが、かつてならスズキのアクロス、現行ならホンダのNC750X/Sなど、一般的なバイクの燃料タンク部分がメットインスペースとなっているロードスポーツモデルもある。
量
「突き出し量」とは、これらの料理がたいてい「もうちょっと欲しいなあ……」と思わせるような量であることから転じて、「満足しきれない絶妙な少なさ」を指すかもしれないが、そうではないかもしれない。
ところで「2ストロークエンジン」という呼称は本来、「2ストローク1サイクルエンジン」が略されたもの。さらに短く「2スト」とも言われる。
このキャスター角は、その当時に番組編集長とキャスターを兼任していた松本方哉が、スタッフと検討して決定。「女性が最も美しく見える角度」とされていた。滝川は、「骨盤がゆがみそう」や「本番中に首がつった」などのインプレッションを残している。
ただし実際の「強制空冷」は、車体に搭載されたクーリングファンの風により冷却を行なう方式を指す。
レプリカとは、英語の「replica」で、「複製品・模造品」の意味を持つ。「レーサーを模したバイク」というわけだ。ちなみに、略して「レプリカ」と呼ばれることも多いが、米津玄師の楽曲とはなんの関係もない。
そこでバイクには、電圧や電流を一定に保つように制御する「レギュレーター」と、交流を直流に変換する「レクチファイヤ」が一体化された、「レギュレートレクチファイヤ」という部品が備えつけられている。
近年の車種ではカワサキのZRXシリーズが、ビキニカウルを装着する代表車である。 覆い隠す部分が少ないことから、水着のビキニに例えてこう呼ばれているが、一般的にビキニカウルが使われるのはネイキッドモデルであり、「裸にビキニ」と考えると、かなり適切なネーミングである。
ピッチングは加減速時だけでなく、路面のギャップを通過したときなどにも発生。一般的には、ピッチングが少ないほうが安定性は高いが、ピッチングにより車体姿勢が変化することでコーナーでの旋回性が高まることも多く、走る道路の路面状態や速度などによっても最適なピッチングは変わるため、一概に多ければよいとか少ないほうが理想とは断言できない。
そんな本来のサイドカーは、日本語で側車と呼ばれる車輪付きの乗車スペースを横に備えたバイクのこと。二人乗りがしやすくて積載性にも優れるため、クルマが普及していなかった20世紀前半から第二次世界大戦直後には重宝されたが、現在はかなり希少な存在となった。
レース用の施設という認識を持っている人も少なくないが、現在の日本国内で運営されているモータースポーツ用サーキットの多くは、安全なフィールドでのスポーツ走行を楽しみたいライダーやドライバーが、公道とは異なる制約の中で愛車のポテンシャルを十分に発揮するための施設としても機能している。





多くの機種が、円盤状のフリクションディスクと鉄製クラッチディスクを交互に6〜10枚ほどずつ重ねた多板式クラッチを採用。さらにそのほとんどが、変速機とともに潤滑油(4ストはエンジンオイル、2ストはギヤオイル)に浸かった湿式である。
市販車の冷却液には、「ロングライフクーラント(long life coolant)」が使われる。LLCと略されることも多いこの液体は、水と混ぜて使用するのが一般的。エンジンを冷却するだけなら普通の水でも機能するが、水は0度以下になると凍結する。水が氷になると体積が1/11増え、膨張する力でラジエターなどを破損する恐れもあるので、不凍効果のあるLLCは必要不可欠。この特性から、LLCは「不凍液」と呼ばれることもある。またLLCには、金属部品の腐食やサビ、ホースなどゴム製品の劣化を防ぐ効果も与えられている。
バイクやクル マの用語として使われる「ホイールベース」は、前後輪の回転軸中 心距離(つまりフロントホイールの中心からリヤホイールの中心までの距離)を表わしている。日本語で「軸間距離」と記されることもある。
近年は、海外製の廉価なカスタムパーツを簡単に入手できるようになり、その中には精度が甘くて車種別設計にも関わらず車体装着時に加工を要するパーツもたまにある。そんなとき、ドリルで穴を開け、バリを取り、余分なところを削って・・・・・とそのパーツが使えるよう必死に加工を施した挙句、車体装着時に「作業の最後にボルトを
締めれば、これもボルトオンだ!」と強がるのが定番のギャグ。
鋳造は、複雑な形状でも一発で成型できるのが最大の利点。微妙な剛性バランスの調整もしやすい。モロさ、重さ、溶接やアルマイト処理の難しさといった欠点も、最新の技術では克服されつつある。
また、鋳造と並んでバイクの世界でよく使われる金属加工法の「鍛造(たんぞう)」は、金属を叩いて成形する加工法で、圧力が加えられることにより金属の結晶が微細化されて方向も整えられるため、高強度に仕上がるが、そのぶん生産性は悪い。
ちなみに、カスタムホイールでよく聞く「マグタン」とは、ゆるキャラの名前や、マグカップとタンブラーが融合したモノのことではなく、「マグネシウム鍛造」を略したもの。しかし、アルミニウム鋳造ホイールのことを「アルチュウ」とは呼ばない。
操縦しやすさと利便性の高さからリターン層の支持も厚かったヤマハ250ccスクーターのマジェスティが流行りだした1990年代後半から徐々に浸透し、現在ではバイクの世界でごく普通に使われる言葉となった。
例えば、Aというバイクをカスタム(あるいはチューン)するときにBというバイクに使われている純正パーツを使う場合や、A用に販売されたカスタムパーツをBに装着するときにこう呼ばれる。いずれの場合も、そのまま簡単に装着できない場合は細部を加工したり、一部のパーツを製作したり、さらに別のパーツと組み合わせて使用するなど、工夫が必要となる。
サイズの合わない工具や精度が低い工具を使用したり、ムリに力を入れすぎたり、工具と部品を密着させる力が弱い状態で回そうとしたときに発生することが多い。
また、ライダーなら奈良市での運転と同じく気を遣いたいのが慣らし運転。こちらは、車体の各新品部品がなじむ(あたりが付く)まで、控えめに運転することを指す。とくに慣らしが必要なのが、新車時やオーバーホール直後のエンジン。
これと併せて、2016年10月からは新型車、2017年9月からは輸入車と継続生産車の排出ガス規制も、欧州各国が導入しているEURO4と統一化された。近年、これまで海外向けだった機種が日本国内仕様として続々とラインアップされ、なおかつフルパワーの状態で販売されているのは、規制統一によって日本独自の仕様変更をせずに国内仕様化ができるようになったという背景があるのだ。
新鮮なら刺身や焼き魚として食せるが、味は本物のカツオよりも劣り足も早いため、ソウダ節に加工されることが多いそうだ。
二輪車で一般的な変速方式はVベルト式。基本は、車速により変化する遠心力を利用して、プーリーと呼ばれる装置の外径を変化させることで無段階に変速させる機械式である。しかし近年は、この変速をコンピュータ制御する電子制御CVTを採用した機種もある。
ヨーという3軸方向の角速度を検出。このため「6軸IMU」と呼ばれることもある。
ただしこの「アメリカン」という呼び方は、海外ではあまり通用しない。少なくとも本場のアメリカでは、そのようなカテゴリーに属するバイクのことは「クルーザー(cruiser)」と呼ぶ。こちらは英語の「クルーズ(cruise)=巡行する・流す」が語源。以前と比べて日本でもかなり浸透してきたが、アメリカ人に「オレはアメリカンに乗っているぜ!」とそのまま訳して伝えると、「ケンカ売ってんのか?」とか「いやらしい話か?」などと勘違いされることもあるので、海外のライダーと話すときは「クルーザー」という呼称を使いたい。